2007 年に作った預けっぱなしでいた「黒糖のかほり」という本を、私が展覧会をしているので…という事でお久しぶりに預けていた方から送って頂きました。 美篶堂さんの装丁も美しく、活字のぐっとした力強さもございます。 懐かしくも、久しぶりにページをめくるとなかなか良き風が吹きます。…? ちなみに「バガス」という紙は、さとうきびから作られております。 真っ白な風合いのある紙ですが、「黒糖」ですからね、そのあたりもね。おさえていますよ。 もともと限定で60冊しか作っておらず、もう数冊しかないのでせっかくなので片隅にちょこんっと置かせて頂いています。 どうぞ気がつかれた方は、ぺらぺらとめくってみて下さい。 1998~1999年の冬から春に、沖縄はるか南、波照間島の製糖工場で働いた詩遊人Aと、その住まいを預かった創作家Yがやりとりした絵日記。 遠く海を隔てた地を往復したスケッチブック=絵とことばの綴られた日記から、時を経て新しい記憶を重ねるようにもう一度小さな詩集を作りました。 南の島にも微かな柔らかい季節の移り変わりがあり、慌ただしく時間の流れる東京では愛しい人や街との対話がありました。 時は流れても、記されたことばから、島の空気や風変わりな石の家で留守番をした作家の暮らしが浮かび上がって、どこか遠くに居る大切な人を思い出すかもしれません。 詩集(活版印刷+美篶堂装丁限定本) □詩画集「黒糖のにほい」藤田夢香+坪谷彩子 表紙:バガス紙 本文:活字印刷 35頁 挿絵4枚入 美篶堂製本・装丁 限定60部
by mono-prints
| 2011-10-18 18:22
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