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浮いたり 沈んだり

浮いたり沈んだり…

気持ちは忙しない…
たゆたゆと浮いたままならいいのに…

たっぷ…たぷたぷ…

夜、描く事は酔いしれる事。
そして、次の日の裏切りを招く。

終わりがあるようで果てしなく。
時として、浮かび上がれない事もしばしば…

それでも、霧が晴れるように道が開ける事がある。

たっぷ…たぷたぷ…

光をみよ

浮いたり沈んだりしながら締め切りが迫る。
締め切り万歳。

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                                 2010.『たゆたゆと…』
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by mono-prints | 2010-10-18 20:52 | 制作
ザクロカレー
今日は、なぁんにも作品に手をつけないと決めていた。
そして、夕方からクートラスの展示を観にいこうと決めていた。
が、知人より突然のお誘い電話で、あっさりその友人とともに講演会へ。その内容があんまり後味が悪かったので、散歩がてらとびきり美味しい珈琲のお店へ向かい、珈琲にまどろむ。そんな夜。



そうそう、ペルシャ料理のお教室のお話を書いたついでにスペシャルなおもてなしの記憶をひとつ。

それは、ずっと気になっていた「ザクロカレー」。
あぁ、ザクロとカレーの組み合わせなんて!さすが詩の生まれる国イラン。絶妙。

私も一度だけレシピ本を見ながら作った事があるのですが、本場の味を知らず、自分の作った味が正解かどうかがわからない…なんて、レザさんにお話していたところ…

目の前には、ブルーのタオルを頭に巻いた料理人レザ•ラハバさんが現れたのです。
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その姿は丁寧に無駄がなく、そして、どこかゆったりとした空気が流れ、美しい。
こんな風に料理が作れたら…

美味しそうな香りが漂う中。その時、その傍らで私はインクにまぎれてシルクスクリーンを刷っていました。
出張シルク人とは、私の事。?…

実は、レザさんの展示の作品を創るお手伝いをさせて頂いたのです。
レザさんのご自宅にシルクの道具を持ち込んで、ブルーシートを広げて、それはそれはまるで「夏合宿」のようでした。私たちの場合は、合宿の「が」は、「画」とでもいいましょうか?
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それは、楽しくも悩み多き時間。
その活力は、レザさんがもてなしてくれたザクロカレーによってもたらされたのです。
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とろり、としたザクロカレー。
ザクロの甘酸っぱさが、たまりません。

このひと夏の思い出は、「画宿」と「ザクロカレー」。
秋が深まり、冬の足音にまだくるな!と、耳を塞ぎ、しばし甘酸っぱい夏の思い出に浸りつつ…
そろそろ眠りましょうか。
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by mono-prints | 2010-10-14 02:26 | 日々
ペルシャ料理教室
日が暮れてくると、にぎやかな虫の音が聞こえてくる。
りーんりーんではないな、なんだかチッチッチッチッ…というか、車の音に負けないように張り切って出しているのかしら?「音」を言葉に置き換えるのは案外難しい…

なぁんて思っているけど、このぐらい夜が更けてくると、車の音も少なく虫の音もゆったりとした心地の良い音に変わってる。ただ、その事だけがいいたくて…

さて、私の近辺でちょっと悲しい事が恐いくらい続いていたので、気分転換がてら楽しい話を掘り起こしましょう。

うまれて始めてのお料理教室。それは、遠いお国のペルシャ料理でした。
先月までお仕事??でご一緒させて頂いたレザさんとtomokoさんが和やかな雰囲気の中教えてくださいました。お二人の睦まじいお姿もアップしようとおもったのですが、美味しそうな料理づくしで今宵は誘います。

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なんと、このお教室、サラダから始まりメインを頂きデザートまでと、ちょっとしたコースを堪能できる内容となっています。
そのスペシャルメニューの内容は、お写真でお楽しみ下さい。


「イチジクのサラダ」
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たっぷりのイチジクと、ヨーグルトベースのドレッシング。
さっぱりとしたなかにイチジクとクルミのアクセントがココロニクイ。



「小玉ねぎと海老とタマリンドソース」
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イランのお料理にしては珍しく、ちょっぴりぴり辛。ペルシャ湾岸の郷土料理だそうです。
アジアの国に行った気分。でも、イランだって「西アジア!」です。



「ライスミートボール」
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その名のごとく。ただのお肉のかたまりでは、ありません。お米が隠れたヒーロ。
こんなに大きくしていいのかしら??なんて思うくらいまんまるの大きな固まりなのですが、それはそれは、ほろほろとやさしく口の中に広がって行きます。

ほんとうに、やわらかく軽やかなのです。
それが嬉しくて、やさしくて夢中で食べてしまいます。
トマトやサフラン味のソースも、ちっとも主張はしていなくて本当に包み込んでゆっくりといろんな味をじわじわと引き出してくれるのです。



「牛乳のライスカスタード」
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上新粉と牛乳で作るデザートです。今回は、プティングのように冷やしていただきましたが、温めて朝食にもするんですって。離乳食なんかにもよさそう♪




あ、もりもりこんなにハーブもお食事とともに頂きます。
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むしゃむしゃ。むしゃむしゃ…と、青虫のごとく。

ふぅ。おなかすいたねぇ。
肝心のレシピ?教えないよぅ。
家庭で楽しむ ペルシャ料理--フルーツ、ハーブ、野菜たっぷり | 商品情報(書籍)

またのお教室が開かれる時をお楽しみに!
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by mono-prints | 2010-10-12 00:57 | 日々
カロンの船
カロンの船。
神曲に出てくる冥府を流れるステュクス河。毎日無数の死者の霊を此岸から彼岸へと運んでいるという渡し守のカロン。

カロンの船の葉書が届いた。
それは、私を冥府へ導く為に届いたのではなく、今泉省彦さんを78歳でカロンの船の近くまで見送ったという、奥様からのお知らせだった…

今さんが、すでに私がみているこの世から旅立ったのは知っていた。それは、あまりに悲しくずっと目を背け、心の深い深いところで受け止めそのまま浮かび上がってこないように日々、触れないようにしていた。

私は、自分よりも歳を重ねて来ている大事に想う人がたくさんいるが故に、どこかで「さよなら」の身近さは常に感じ、自分に言い聞かせているふしがある。悲しみに打ちのめされないための準備。

今さんとのお別れも、覚悟していた。
どんなに遅くても必ず返事が来ていた手紙がある時期から全ったく私の手元に届かなくなったのが、小さな不安の始まり。

今さんは、約30年間、神保町にある美学校の実質的な校長を務めていた。
その美学校で、まだまだひりひりしていた遅い思春期を受け止めてもらった。
私が産まれる前から、今さんとは深いつながりがあって結婚式ではスピーチもしてもらったけ。

今さんがすでに旅立ったと電話で聞いたのは、電話が鳴って飛び降りた神保町だった。悲しすぎて、涙も出ない。

日本に帰国して、偶然にも一度だけ今さんが目の前を通りすぎた事がある。
ちょっと手を伸ばせば届いた距離だったのに、スローモーションをみているようにゆっくりと歩いて行く今さんをただ見つめていた…。それが最後。

その姿が、ふっとした瞬間に思い出される。電車の中や街を歩いているとき、本を読んでいるとき…
じわじわと悲しみがにじみ出てきて、そろそろ知らんぷりしているようにもいられない…と、想っていた矢先の便り。

なんだかこの葉書をみたら、少し言葉にしてもいいような一区切りがついたような気分になり、日が暮れて夜へ向かうのを待って、ここに記す。

ありがとう。

今さんの描き続けたカロンの船。
いつだかの展覧会で私の手元にやってきて、今もぷっかり浮かび続けています。
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by mono-prints | 2010-10-10 18:33 | 展覧会 Exhibition
キンモクセイ
街を歩いていると、ふっと金木犀の香り。
甘いその香りに懐かしいような気分させられた…

inageでは、たまに風が吹くと潮の匂いがしてくるのがなんだか新鮮に感じていたけれど、花の香りがこんなにも力強く、されどそっと感じられるのは久しぶりの感覚。

アメリカでも、色とりどりの花を目にすることはあったけれど街を歩いていてその香りに立ち止る…なんてしなかったような気がします。日本より乾燥しているからかしら??道がせまく個々のお家の庭が近いからかしら?なんて想いを巡らせる。

あぁ、展覧会前だというのに作品が進みません…
せめて金木犀の香りになぐさめてもらおう。

と、いいつつも写真は、海。しかも鎌倉の海岸。めっきりしなくなった潮の匂いにも想いを馳せる…
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by mono-prints | 2010-10-06 17:19 | 日々
 何から始めていいのやら…
あんまりにも長いあいだ、手をつけていなかったので、何から書いていいのやら…
ログインの仕方も忘れてしまったほどです。。。
またしても、突然再開。

頭の中では、あれを書こう、これを書こうと毎日のように思っていたのですがどうしても開く勇気が出なくて…まぁ、病気みたいなものですね。
リハビリがてら再開。

あんまり間が空いたので、その前のアップがイランで終わっているのでその帰りにトランジットで寄ったロシアの写真でも。滞在時間12時間。

たった、数時間の間に人生の波がどぶんっと寄せてきたように晴天から大吹雪まで経験。おそろしや…ロシア。でも、さっぱりした気分にもなったけ。あんまりにも大きな建物が多くてものすごく威圧感。帝政ロシアたるゆえんも感じた日でしてた。

そうして、何事もなかったように次回からアップしていきます。
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by mono-prints | 2010-10-04 02:54 |