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ヒロシマを想う日。
a0129001_0522851.jpg8月6日。毎年、毎年、かわらず大事な日ではあるけれど、10年後、20年後、その先を想った時に生の声を持つ語り部の方々を失ってしまう事を改めて痛感。

それ故に私たちに残されるのは、想像力のみ。
そう、あるべき。
ヒロシマの原爆ドームを訪れた時のざわざわした気持ちを忘れずにいよう。



今年の春は、夜行バスを利用して広島へ展覧会を観に行ってきたので余計感じ入るのかな。


街中を走る、ちんちん電車に飛び乗って広島現代美術館で、サイモン・スターリングの展示を観てきたのです。






日本初個展だということと、巡回ではなくこの場だからこその展覧会でした。

福島の原発事故後の不安定な日々の中で、美術館の所蔵作品ヘンリームーアの≪アトム・ピース≫彫刻と核爆弾、核分裂連鎖反応の実験に成功した科学者などを独自の視点であつかっているというテーマということもあり「今」観とかないと…と、えいやっっと行ってきたのです。




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ターナー賞を撮った作家らしいですが、薦めて頂くまでそれまでまったく知らないアーティストでした。


展示を見て感じたのは、コンセプトって突き詰めるとなくなる…と、いうか矛盾が余計露呈してしまうという事や。。。。スターリングの視点のこの世界や人類、人間の歴史や文明、そして美術への問いかけそのものが面白く感じたりもしました。


が、なにより、来てよかったなぁ…と思ったのは、美術館に併設しているヘンリームーアの彫刻のある平和公園。(夏ですが、桜の写真をじゃんじゃんと)

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朝、早くついたので美術館がひらくまでこちらでのんびり。
ちらほらと、お花見の場所取りをされている方々…



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じっくりと、この場所で起こった事を焼き付けて…


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目の前に広がる美しく再生した光景にうるうるしてしまいました。
東北の何もかもなくなった場所を思い起こしながら再生出来ると、強く確信。




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どんなに有名な彫刻だって、関係ありません。
場所取りが大事なんですっ…って、ムーアの彫刻に巻き付けてあった場所取りの紐とティッシュペーパーのボックス。

その呑気な感じになんだか張りつめていた東京の気分がふっと、和らいだ気がしました。

東京では、花見は自粛すべき?しない?なんて議論が飛び交っていた頃ですよ…



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帰り、美術館から出るとこんなにもたくさんの人が!
うん。やはり、人々は花の下に集うべきだねぇ。


いつまでも、桜が美しい場所であるべきだ。

ヒロシマ。ありがとう。


忘れない為に、想像力を膨らませる為に、これからも訪れる事でしょう。
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by mono-prints | 2011-08-06 02:18 | 日々
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