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また来てね。
台風も過ぎ、清々しい日となりました。
もう少しだけ石巻に行ったことを記しておきます。

双葉公園の作業の合間にお手洗いをお借りするのも、そこで生活している方のご自宅でした。
そちらへ伺う途中にも津波の爪痕残る廃屋があり、それを目の前にしてついついお手洗いを貸して下さった方と話し込んでしまいました。

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この辺りは、製紙工場があったからまだ多少の被害が免れたそうです。
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もちろん工場内は多大な被害を受けたようですが、先月から一本の煙突から煙が出ているから動き出したのかもしれんなぁ、良かったなぁと、おばあちゃまが煙突を見つめながら話してくれました。

夏は、ニュースにもなったように大量のハエが発生し何本もハエ取り用のペットボトルを作ったことや、避難所では一丁の豆腐を8人でひとかけらづつ食べたこと。お豆腐は嫌いだったけど、うんまいなぁと初めて思ったよ…と、ケタケタ笑いながら話してくれました。そんな話の合間にお魚のお腹から人の指が出てきたことも教えてくれました…

この辺りの方も、まだまだ避難所にいらっしゃるそうです。
もしかしたらこの辺りは道路になるかもしれないともおっしゃっていたので、戻ってきてまたここに住めるということではないのかもしれません。ただ、道路になるんだったらお手洗いは水洗トイレになるかもと、複雑な表情でした。

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きっと、毎日毎日繰り返し隣近所の人と、私のようにふらりと来た者にも3月11日のこと、それ以降のことを「話す」ことで受け入れたり、整理したり認識したりしているのだろうなと、感じました。

そして、なんども「無理せんでねぇ」と、言われました。

ニュースなどでは、行政の対応の遅れや復興にはスピードが大事などと言われていますが、「人」そのものにはやはり時間が大切なんだと、現地で生活している人たちのどこかゆるりとした感覚に触れ合うことで強く思いました。

それは、どうしようもないくらい大きなことが起き、どうしようもないくらいな状況が目の前に広がってるが故の「ゆるり」でもあるんだと。
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それでも「ゆるり」を積み重ねて確実に歩きだしている。私のように、ただ観ているだけのもにとっては、何も出来ないが故に「もっと、もっとはやく…」しか言えないところがあるんだ

「ゆるり」で、つなげていくこと。ぱっつんと切れないようにすること。
今日、出来ないことも明日他の人に手渡し出来ることが大事。明日も、他の誰かが手伝ってくれるという手綱が大事なんだなぁと、実感。


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今年は、水害が日本各地で起こっている。僕の宝物といろんな東北地域のボランティアシャツコレクションをみせてくれてお兄ちゃんは、台風で被害にあった和歌山にも来週行くという。

お話して下さったおばぁちゃまは、「すごく、石巻はいいとこだし、なんでも美味しいのよ。お魚もお野菜も、お米もね。いまは、まだだけど年末ぐらいになったらきっといいから、美味しいもん食べにまた来てね!」

「また来るんだよ!」と、握手しながら強くいってくれました。

美味しいもん食べに、行きましょう!ね。
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by mono-prints | 2011-09-23 12:09 | 日々
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