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おかげさまで…

サンアイギャラリーでの展覧会が無事に先週の土曜日に終了いたしました。

なんどやっても終わってしまえば、あっというまでした。

今回は、出来るだけ時間の許す限り在廊していたので多くの人とお話をすることが出来たように思います。作家は創ることの中で常に対話を続けるものだけれど、やはり、「みせる」ことで様々なことが帰ってくるのだと改めて感じることが出来た展示でした。

じっとずっとみて下さる方、何もひっかからず、すーっと通りすぎる方。
単純に好きだ嫌いだという以上のものを言葉を交わさずとも、その姿から、またひとつ自身の中に「ひだ」ができあがるように思います。

改めて「みる」人、「みつづける」人たちの持つ大きな「力」を感じたり考えた2週間となりました。

感謝。
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by mono-prints | 2011-10-24 08:09 | 展覧会 Exhibition
お久しぶりに…

2007 年に作った預けっぱなしでいた「黒糖のかほり」という本を、私が展覧会をしているので…という事でお久しぶりに預けていた方から送って頂きました。

美篶堂さんの装丁も美しく、活字のぐっとした力強さもございます。
懐かしくも、久しぶりにページをめくるとなかなか良き風が吹きます。…?
ちなみに「バガス」という紙は、さとうきびから作られております。
真っ白な風合いのある紙ですが、「黒糖」ですからね、そのあたりもね。おさえていますよ。
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もともと限定で60冊しか作っておらず、もう数冊しかないのでせっかくなので片隅にちょこんっと置かせて頂いています。

どうぞ気がつかれた方は、ぺらぺらとめくってみて下さい。



1998~1999年の冬から春に、沖縄はるか南、波照間島の製糖工場で働いた詩遊人Aと、その住まいを預かった創作家Yがやりとりした絵日記。
遠く海を隔てた地を往復したスケッチブック=絵とことばの綴られた日記から、時を経て新しい記憶を重ねるようにもう一度小さな詩集を作りました。
南の島にも微かな柔らかい季節の移り変わりがあり、慌ただしく時間の流れる東京では愛しい人や街との対話がありました。
時は流れても、記されたことばから、島の空気や風変わりな石の家で留守番をした作家の暮らしが浮かび上がって、どこか遠くに居る大切な人を思い出すかもしれません。


詩集(活版印刷+美篶堂装丁限定本)

□詩画集「黒糖のにほい」藤田夢香+坪谷彩子 

表紙:バガス紙 本文:活字印刷 35頁 挿絵4枚入 
美篶堂製本・装丁 限定60部

by mono-prints | 2011-10-18 18:22 | 日々
後半戦。
サンアイギャラリーでの後半戦が始まりました。最初のものと入れ替わっていたり、レイアウトが変わっていたりと、少し変化があります。

今週は、本日火曜日と、金曜日土曜日は、在廊予定です。(木曜日は13時半頃までいます

水天宮、お散歩するとなかなか興味深い街ですよ。

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なんだかこの1週間、何十年ぶりにお会いする方にたくさんお会いして不思議な気分の中にいます。
当然のことながら、家族が増えていたりお腹の中に新しい命を宿していたり…(にわかBaby ブーム到来です)。

人の時間の流れをみると、まるで自分が何も進んでいていないような化石になったような気分。と、いうかひとり静かにカタカタと回る様々な映画を観ているような気分とでもいえるかな。

楽しく感慨深く何本も観て、普段、こんなにも人と会って話すことがないので
体力を使う疲労感とは違う心地よい疲労感の中にいます。


いや、このまんねり疲労感は、昨日一日工房にこもって、普段作ったことのない手ぬぐいを制作していたからか??…

さぁ、画廊に向かいます。
by mono-prints | 2011-10-18 10:01 | 展覧会 Exhibition
東京タワー
なんだか、今回の展覧会は、東京タワーだらけになってしまった…

今回は日本の風景を主にもうちょっと、他の風景も入れたりしていたのだけど、、うまく行かないものがあったり、気に入らなかったりで、結局出しているのが東京タワーをモチーフにしているものばかり…ムムム。

アクリルと鏡を使った小さな作品ばかりです。

本日金曜日は午後2時過ぎから在廊。
明日、土曜日も在廊予定です。

お近くにお出ましになられることがありましたら、お立ち寄り下さい。



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昨日は、新聞に記載されていた小さな記事の名をみて「もしや?」と、思って頂いて20年ぶりくらいのご近所だった方が観にきて下さいました。

驚きの再会。
by mono-prints | 2011-10-14 09:27 | 展覧会 Exhibition
- 遠い旅の記憶 - 2011 「VIEW」
はじまりました。

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2011年10月10日(月)〜10月22日(土) 
営業時間 AM11:30~PM19:00
会期中無休・日曜PM18:00迄
16日(日)、17日(月) 休 / 土曜、最終日17:00迄


SAN-AI GALLERY Map

 藤田夢香 展

●展覧会について

 現代美術作家 藤田夢香の当ギャラリーでは、久しぶりの個展である。
 版画作品の他、立体作品も手がける彼女の作品は、
 時代の瞬間をいつもとらえている。
 作品数は、約20点。是非ご高覧していただきたいと思います。

 
遠い旅の記憶ー2011 「VIEW」

生き続ける事が旅ならば、私たちは果てるまで旅路の中にいる。
記憶を積み重ね、ときに忘れながら今がある。
そして、形も無く目に見えるものではない記憶をいつの間にか糧にすることで
存在しているようだ。
同じ場で同じ時を共にしても、それぞれに残っている記憶や思い出は異なり、
そこにそれぞれが見つめた視線があり、
存在そのものが浮かび上がってくる。

3月の震災後、何もかも失い、
変わり果てた光景の中で思い出の写真や物を探す人々の姿を目にした。
それは、必死に生きてきた「証」や「今」を心の中に定着させ、
生きていく為の希望探しの一歩でもあったのだろう。
その姿は、まさに私が作品をつくらざるをえないという性にも通じるような
「今、在ること」を支える行為そのもののようにも感じた。

そこで、曖昧でもあり、人を支えるものでもある「記憶」に寄り添い、
思い出を定着させる写真の印象が深く、
2005年より取り組んでいるアクリルを使った「遠い旅の記憶」シリーズを
中心に2011年『VIEW』として新たな作品に取り組みました。

カメラのレンズにも使われる透明度の高い支持体は、
過ぎ去った時の結晶が表出したイメージからです。
目に見えない時そのものが、
現在の中に過去も存在しているという視線が交錯し、光の中で見つめ続けたい。

遠い旅の中を歩き続けている私たちは、光の筋を求め続けているのだから…
                            
by mono-prints | 2011-10-11 09:40 | 展覧会 Exhibition